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マルチモーダル AI とは?わかりやすく解説

著者 Chatday Editorial Team ·

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マルチモーダル AI とは?わかりやすく解説

少し前まで、AI を使うといえばテキストを入力して、テキストで返ってくるだけでした。とても賢いペンフレンドのようなものです。ところが状況が変わり、今では写真を見せたり、声で話しかけたり、絵を描いてもらったりできるようになりました。この飛躍には、実際よりも難しそうに聞こえる名前がついています。それが「マルチモーダル AI」です。

難しい言葉を取り除いてしまえば、これは単に「複数の種類の情報を扱える AI」という意味です。テキストはもちろん、画像や音声、動画も扱えます。ドアの下から差し込まれたメモしか読めないアシスタントと、実際に見て、聞いて、話せるアシスタントの違いだと考えてみてください。ここでは、それが私たちにとって何を意味するのかを、やさしく解説します。

「モード」とは実際どういう意味か

「モード」とは、単に情報の種類を指す言葉です。テキストは1つのモード、写真も1つのモード、声も、動画も、それぞれ別のモードです。以前の AI はシングルモード、つまりテキストを入力するとテキストが返ってくるだけでした。マルチモーダル AI は、こうした複数のモードを同時に取り込み、扱うことができます。

人間で考えてみてください。私たちは文字を読むだけではありません。地図を見て、道案内を聞いて、誰かが実演するのを見て、話しかけます。マルチモーダル AI は、ソフトウェアにも同じような感覚の組み合わせを持たせようとする試みです。そうすることで、タイプ入力だけでなく、人が自然にコミュニケーションするような方法で AI とやり取りできるようになります。

実際にできること

ここからが楽しいところです。日常で使える場面は、実際にとても便利です。

  • 写真を見せて質問する。 冷蔵庫の中を撮影して「これで何が作れる?」と聞いてみましょう。植物、発疹、謎のダッシュボードの警告ランプ、教科書の数学の問題でも同じです。
  • 現実世界を翻訳する。 他言語のメニューや看板を撮影すれば、その場で翻訳してもらえます。
  • 話す、入力しない。 ハンズフリーで、実際の会話のように声でやり取りできます。
  • 言葉から画像を作る。 欲しい画像を説明すれば、AI がそれを作ってくれます。これ自体が独自の創造的な世界で、詳しくはおすすめの AI 画像生成ツールの記事で紹介しています。
  • スクリーンショットを理解する。 わかりにくいエラーメッセージやグラフを貼り付けて、意味を聞くこともできます。

共通しているのは、もう言葉だけで説明する必要がないということです。AI にそのまま見せればいいのです。

各モードと、それぞれができること

「マルチモーダル」が具体的にどんなモードを含み、それぞれがなぜ役立つのかを、簡単な表にまとめました。

モード意味便利な場面
テキスト読み書き質問、文章作成、要約
画像(入力)見せた画像を理解する「これは何?」、看板の翻訳、スクリーンショットの読み取り
画像(出力)言葉から画像を作るイラスト、モックアップ、SNS 投稿
音声聞く、話すハンズフリーでの会話、文字起こし、ボイスメモ
動画動く映像を理解するクリップの説明、出来事の要約

すべてのモデルがすべてのモードに対応しているわけではなく、得意なモードもモデルによって異なりますが、方向性は明らかです。上位モデルは、これらの多くを標準で備えるようになってきています。

見た目以上に重要な理由

マルチモーダルは単なる話題作りではありません。AI が「誰の役に立つか」を変えるのです。細かいプロンプトを入力するのは一種のスキルであり、ハードルにもなります。スマートフォンを何かに向けるだけなら、そのハードルはありません。子どもでも、祖父母でも、急いでいる人でも、誰でも写真を見せて質問できます。

また、より多くの文脈が得られることで、AI の回答の精度も上がります。問題について説明するのと、実際にそれを見せるのとでは、後者のほうがはるかに正確です。より多くの情報を取り込み、それをもとに推論できるこの能力は、現代の AI が答える前に考えるという、より大きな変化ともつながっています。

マルチモーダル AI が苦手なこと

優れてはいますが、完璧ではありません。ぼやけた写真を読み間違えたり、騒がしい場所で声を聞き間違えたり、自信満々に誤って判断したりすることもあります。手書きの合計金額を読み違えたり、看板の難しい表現を誤訳したりすることもあるでしょう。

だからこそ、ルールはこれまでと同じです。日常のちょっとした場面ではとても頼りになりますが、重要なことは必ず確認してください。薬のラベルや法的な通知、レストランの請求書などを翻訳してもらった場合は、それを信頼する前に必ず見直しましょう。AI の「目」や「耳」は非常に優秀ですが、完璧ではないと考えてください。同じ写真や質問に対して、モデルごとにどう答えが変わるか気になる方は、モデル比較ツールで比べてみてください。

テキストだけでなく、画像や音声、動画など複数の種類の情報を扱える AI のことです。実際には、写真を見せたり、話しかけたり、画像を作ってもらったりできます。入力するだけではありません。
写真を見せて中身を聞いたり、カメラを向けて看板やメニューを翻訳したり、声で会話したり、スクリーンショットやエラーの意味を説明してもらったり、説明文から画像を生成したりできます。
主要なモデルの多くは、少なくともテキストと画像においてマルチモーダルに対応しており、音声や動画への対応も増えています。モデルによって得意なモードは異なります。
とても便利ですが、完璧ではありません。ぼやけた画像を読み間違えたり、聞き取りを誤ったりすることがあるため、翻訳したラベルや請求書、医療に関する内容など、重要なものは利用する前に必ず確認してください。
すべてを言葉で説明する必要がなくなるからです。誰でもスマートフォンを向けて質問できるようになり、AI はより多くの人にとって使いやすいものになります。実物を見せるほうが、通常はより正確な答えにつながります。

まとめ

マルチモーダル AI とは、感覚を手に入れた AI のことです。見せられたものを見て、話された言葉を聞いて、言葉や画像で答えることができます。これによって、すべてを言葉で説明しなければならないテキストボックスから、世界に向けて指し示すだけで済むアシスタントへと変わったのです。理解する一番の方法は、実際に試してみることです。写真を見せて、質問してみましょう。